長期記憶能力


こんにちは。

理系担当の清水です。

 

今回は記憶能力についてのことを書かせていただこうかと思います。

 

まず、記憶には大きく分けて2種類存在するのをご存知でしょうか?

 

・短期記憶

 

・長期記憶

 

のふたつに分かれます。

 

 

簡単に説明をすると

 

短期記憶は「脳のメモ帳」みたいなものです。

視覚に入ったものや聴きとったものをすぐ書き入れることができます。

ですが、たかがメモ帳です。

容量はとても少なくまた新たに情報が入ってくると前の情報を消して、そこに上書きします。

要するにすぐに覚えられる反面、すぐに忘れるし覚えられる量も少ない。

ということです。

 

そしてもう一つの長期記憶というものはとても優れているもので

一度ここに入ってしまえば簡単に忘れることはなくなります。

さらにそこには膨大な量を蓄えることができます。

「記憶の海」と呼ばれることもあります。

 

 

短期記憶より長期記憶のほうが長持ちするということです!!

ですがいきなり長期記憶として脳におさめることはできません。

 

 

例えば英単語「annual」を覚えるとき。

これは(年に1度の)という意味です。

発音は日本語では難しいですが「エニュオル」と読みます。

 

 

まずこの情報は短期記憶として脳におさまります。

そして復習をするのですが、

1週間後が望ましいとされています。

これを約3回繰り返すだけでほぼ長期記憶に変わります。

もちろんそれ以上するほうがいいに越したことはありませんよ!

 

 

また、脳の記憶が短期記憶から長期記憶に変わるのは寝ている間に行われています。

つまり睡眠をとることも大事だということです。

ある実験で10個の漢字を

覚えてからすぐ寝る組と

覚えてから起きていて他のことをする組では

前者のほうが1時間後の記憶量がいいと実験結果にも出ているそうです。

 

 

もうひとつ、コツとして「連想結合法」というものがあります。

この「annual」という単語「anniversary」という単語に少し似ていませんか?

「anniversary 」は(記念日)という意味であるのはご存じの方も多いと思われます。

ちなみに 「annual」 は(毎年の)

実は語源は同じなんです。

こう覚えると覚えやすくなりますよね!

これが連想結合法というものです。

歴史上の人物などでも、名前だけでなく、

その人が何をしたかというのも同時に覚えることで効果が得られるようです。

 

 

以上つい長くなってしまいましたが、

記憶のメカニズムのお話でした。

 

 

ものすごい量の情報を扱う受験ではこの長期記憶で点数が左右されます。

 

復習と睡眠の習慣がテストの点数を動かすと言っても過言ではないと思います。

 

このことに意識して勉強をしてみてはいかがでしょうか??

 

(次回は5月2日に更新します) 清水